LOADING

コンテンツ CONTENTS

今回は弊社の引取実績を分析し、廃車理由の一つで、エンジンがかからない、自走することができなくなった車両について記事を書きたいと思います。

お客様より引取依頼頂いた車両で、エンジンがかからない車両、長期間放置車両について原因を調べてみました。

弊社コールセンターでは必ずご成約時に、お車は自走できますか?とご質問させていただいております。その中で「自走不可」とお聞きした車両の、不動車となった原因をまとめました。

・エンジンが始動せず、走行できない

調査エリア
四国(徳島・香川・愛媛・高知)
中国(岡山・鳥取)
関西(大阪・京都・奈良・和歌山・兵庫・滋賀)
中部(三重・愛知・岐阜・静岡)
北陸(石川・福井)
関東(東京・神奈川)
記載の20都府県より引取をした事故現状車以外の不動車を調査
令和4年1月1日~令和5年9月30日の間に引取をした不動車554台

不動の原因

第1位 バッテリー不調、バッテリー上がり、オルタネーター不調 51%
第2位 燃料ポンプなどの不良 11%  
第3位 点火プラグ、コイルなどの不良 7%
その他  31%
セルモーターの不良、オーバーヒートによるエンジン焼き付き、オイル不足によるエンジン焼き付き、電気系統の不具合、イモビライザーキーの電池切れ、セキュリティの不具合など

この分析した結果を見て驚きましたが、半数以上の車両がバッテリーを交換すればとりあえずはエンジンがかかり、積載車への積み込み程度の走行ならできるようになりました。
バッテリー上がりにより乗らなくなり、車検が切れたので廃車する方がかなりいらっしゃるようです。
中にはバッテリー上がりと気づかずにエンジン不調と勘違いをして、廃車依頼される方もいらっしゃいます。
セルモーターが急に回らなくなった、リモコンキーが反応せずドアが開かない、
車のキーをつけても電気系統が反応しないなどこのような症状の場合はまずバッテリーを疑ってください。バッテリーは3年~5年が寿命です。
ご自身で交換など自信のない方は、ご加入のロードサービスでも対応してもらえます。
車の不動の原因を見つける事ができるかもしれませんので、車に詳しくない方も是非試してみてください。バッテリー上がりがきっかけで乗らなくなり、車を長期間放置してしまうと、バッテリー以外の部分も不具合がでてしまう可能性がありますので、早い目に対処されたほうが良いと思います。

・放置車両のエンジン始動確率を分析

こちらでは、放置した期間によりエンジンがどれだけ始動できるのかを統計してみました。
車の放置している期間が長くなればなるほどバッテリーを繋げたり、バッテリー自体を新品に変えてもエンジンはかかりにくくなってしまいます。
今回は先ほど調査した車両554台の車両で、放置期間をある程度特定できる車両528台を調べてみました。長期間放置の場合は車検切れ日より計算しております。

放置期間

1年未満 102台中97台がエンジン始動 約97%
1年以上~5年未満 178台中103台がエンジン始動 約58%
5年以上~10年未満 161台中43台がエンジン始動 約27%
10年以上 87台中3台がエンジン始動 約3%
合計528台

こちらの統計はあくまで弊社で引取を行った車両で、ブースターケーブルを繋げセルモーターを始動させたり、バッテリー交換を行いエンジンが始動した統計となります。
基本的にバッテリーのみの作業となります。
長期にわたり放置していた車両に関してはそのままエンジンをかけると、エンジンに負担がかかり、ダメージをあたえてしまう場合もありますので、対策をし、エンジン始動しております。
放置期間1年未満の場合ほとんどの車両がバッテリーのみで始動することができ、5台エンジンがかからなかった車両に関しては、放置前より他の不具合があったと考えられます。
放置期間1年以上5年未満の場合、放置期間が短い3年までの車両はエンジンがかかる率が高いですが、5年に放置期間が近づくにつれ、エンジン始動が難しくなり、その他の不具合も出てくるようです。
放置期間5年以上10年未満の車両になると一気にエンジンの始動率が悪くなります。
バッテリー以外にも燃料のつまりや、燃料タンクのさび、セルモーターの固着、タイヤの固着まで様々な問題が発生してきます。
放置期間10年以上の車両はほぼ、バッテリーだけでは始動不可となります。
タンク内部はさび付き、燃料を送る事もできず、ラジエーターの腐食による冷却水漏れ、ブレーキやクラッチの固着など、様々な不具合が出てしまいます。引き取りも大変で、ボディーなども腐食しており、積み込み時にバンパーが取れたり、マフラーが落ちたり、運転席のフロアが腐食で破れて、地面が丸見えになったりと、引き取りも大変な車両になります。
このような過酷な状況でもエンジンがかかってくれた3台の車両には感謝です。
この3台に共通しているのは、ディーゼル車ということです。
15年放置でもエンジンが始動するのはびっくりです。

まとめ

この内容は弊社で引取をした不動車のデータとなります。ご依頼台数の多い20都府県を分析いたしました。
車に乗らなくなり時間が経つにつれ、不具合も増えてきます。
もし乗らなくなったら早い目の廃車手続き、ご依頼をお願いいたします。
10年以上の放置車両の場合、積み込み作業もかなりの時間が必要な場合もあり、人員も大勢必要な場合もございます。もし車が不要と感じられたときはぜひ